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Ryzen 9 7950Xでの自作PCパーツ購入メモ

情報を整理したり思考の流れがループしないように書き留めていたので、せっかくなので公開します。

パーツが揃ったと判断した段階でこのメモは完成ということになります。まだ組み立てていません。

更新理由

前回の構築記事。 Threadripper 1950XとGTX 1080 Tiで新しいPCを組みました, 詰まったところなどメモ - ncaq これにメモリ足して32GBにしたりRTX 2080 Tiにしたりしましたが、そろそろ限界なので組み直します。

Threadripperと言えども今では16コアプロセッサはRyzenのメインストリームで確保できますし、 Zen1のコアではシングルスレッド処理が厳しい。メモリも32GBでは少し足りない。

購入方針

出来るだけネット通販を利用。そこまで価格差が無いならAmazonを使用。 SSDなどは偽物を掴まされるリスクはあるが、逆に返品なども容易なため。流石にマーケットプレイスは怖いので使用しない。価格差が著しいなら他のショップの使用も検討する。

CPU

Ryzen 9 7950X。

Threadripper買ってにっちもさっちもいかなくなった前回とは違い、あくまでメインストリームの範囲に留まる最高品質を買う。 12コア版でも十分な気もするけど、 16コアを一回体験するとそれ以下に戻りたくない。一応シングルスレッドでもこれが最速なわけだし。

コスパの良いモデルを買って毎回買い替えるのも無くはないけれど、入れ替えにも手間がかかりますからね。

Zen 5 3Dあたりで次の買い替えを検討したいと思ってます。

発売日に買いたくて秋葉原のドスパラで購入。税込み¥129,580。

GPU

今使ってるGeForce RTX 2080 Tiにしばらくは続投してもらう。そろそろ4000シリーズが出るらしいので。

メモリ

これ書いてる時点でRyzen 7000シリーズのサポートするメモリ規格の詳細な指定が無いのでまだ買えない。

WSLのメモリ管理がアホなので32GBだと時々厳しい。

128GBを確保したい。 64GBでも十分ではないかなと思ったけど、 DDR5(まあメモリは昔からそうかもしれない)は、同一製品じゃないとロクに動かないこともあると聞くので、後から増設するのも面倒である。

現状のAlder Lakeでのベンチマークを見る限りDDR5とDDR4にすらメモリだけに負荷を与えないと大差はないので、 CPUが対応する最高グレードを買わなくても大丈夫だと思う。のだが、 DDR4を1つの低スペックメモリだけで切り抜けたことを考えると、 DDR5もこのメモリだけで済ませることになりそうだし、将来的なボトルネックになる可能性を考慮して、上位品を買うメリットは存在する。ゲームのベンチマークとかだとともかく、 tmpfsとかは早くなりそうだしね。

128GBは確保したくて、現状最大32GBまでしか売ってないようなので、 32GB*4の構成になるだろう。

16GB*8の方が安いし早いけど、そんなにメモリ搭載できるマザーボードがコンシューマー向けに出るのか? Threadripper向けのマザーボードならありそうだけど。

安い方の候補。価格.com - crucial CT2K32G48C40U5 [DDR5 PC5-38400 32GB 2枚組] 価格比較 ¥39,980。

しばらく調べてたらRyzen 7000はメモリ4枚構成だと、コントローラの都合でDDR5-3800まで下げられるらしいと知った。 2枚構成が推奨らしい。しかしメモリ32GBでは足りず、高性能なメモリは1枚16GBが上限なので、高性能なメモリ2つで組むことはできない。それならばミドルスペックなメモリを4枚搭載するのが良さそう。どうせペナルティ食らうなら周波数が高くなくても良い。

というわけで開き直ってCrucialの32GBメモリを4枚買いました。

https://amzn.to/3LTyl0a ¥40,589が2つ。

でも元々は4800なのだから2枚にして、 64GB構成にして動かしたほうが良かったかなとかツイートしてたら、衝撃の情報がリプライされてきました。

32GBメモリのDDR5-6000普通にあるらしい。そんな馬鹿な価格コムとAmazonは調べたけど影も形もなかったぞ… と思って絞り込み条件をもう一度見て納得しました。定格の周波数で調べていた。 OCの周波数なら普通にあった。商品名に書かれてる規格も定格だし分からなかった…

しやしかし高いな。 Crucialの定格なら32GBあたり2万円ぐらいしかしないのに、こちらの在庫があるやつは平気で32GBあたり4万円ぐらいします。 G.Skillの製品しかないし。 AMD EXPOじゃなくてXMPだけの対応だから無事にOC出来るかも不安。

そんなにプログラミングだとメモリの速度は影響しないらしいし、今回は過渡期ということで低周波数で我慢してもいいかも。 4枚構成の制限もZen5で緩和されるかもしれないし。

しかしRyzenだとInfinity Fabricの速度がメモリ速度にかなり影響されるらしいですね。 AMD公式でもDDR-6000を推奨してるし気になる所。

とりあえず4枚構成と2枚構成でベンチマーク取って、周波数の影響がどれくらいか計測してから考えますかね。影響が強いとなったら周波数がDDR-6000のメモリ買って64GBで我慢します。買ったメモリは適当に売却します。後になったらAMD EXPO対応OCメモリも出てきそうですし、待っても良いかも。もしかしたらマザーボードの力で4枚構成でも定格周波数までは戻せるかもしれません。

2枚セットを2つ買ってしまったけど、同一型番製品でもセットはセットになってない方と組み合わせて動作を保証してないようなので、今から不安になってきました、大丈夫かな…

SSD

ゲーム用SSDもロード時間のことを考えて最新のにアップデート。

Western Digital SN850か、 Samsung 980 PROの二択。と思っていた。

ヒートシンクはマザーボード付属のやつを信用してないので元からついてあるものを選びます。

容量は2TB。 4TBのは現状ヒートシンクなし。自分で取り付けられる気がしない。 Steamにデータを置いておけば2TBでもまあなんとかなると思う。

Western Digital SN850

価格.com - WESTERN DIGITAL WD_Black SN850 NVMe WDS200T1X0E+HS 価格比較 ¥38,580。

https://amzn.to/3TngBO1 今(2022-08-28T19:50:42+09:00)Amazonでヒートシンク付き2TBのものは売っていなかった。

Western Digital SN850X

SN850が入荷しないなと思ってたら8月にSN850Xという後継が出ていた。こちらを購入。やはり4TBモデルもあるけどヒートシンク付属じゃないので2TBのを買うことにしました。

https://amzn.to/3LW3dgH ¥49,321。

Samsung 980 PRO

価格.com - サムスン 980 PRO with Heatsink MZ-V8P2T0C/EC 価格比較 ¥39,990。

https://amzn.to/3ASXgNJ Amazonでも同じく。 ¥39,990。

10月に後継の990 PROが出るらしい、タイミングが悪い。

マザーボード

これまでGIGABYTEとMSIのを使ってきたけどいずれも微妙。 MSIは今使ってるんですが、 Live Updateが完全にバグっていて2週間毎の更新に設定してても毎日のようにスキャンしろ通知が出てきてしまって嫌になってしまいました。今回はASUSかASRockにしようかな。

せっかくケースを大型にして余裕が持てるようになったわけですし、マザーボードもEATXにして干渉が発生しにくくして配置を楽にしたいですね。

長いこと使うことになりそうですし、ハイエンドチップしか無くて高いのは諦めることにします。

ASUS

ROG CROSSHAIR X670E EXTREME | ROG Crosshair | Gaming Motherboards|ROG - Republic of Gamers|ROG Global 15万円。

EATXのはこれしか無いんですよね。流石に下位モデルの10万円のと5万円差は感じませんね…

ASRock

ASRock > X670E Taichi Carrara ASRock > X670E Taichi

X670E Taichi CarraraはASRockファン向けの限定モデルになるので興味が無い。 X670E TaichiがEATXで10万円らしいので今回はASRockのを買ってみようかな。

CPUと同時に秋葉原のドスパラで購入。税込み¥109,978。

電源

とりあえず今使ってる1000Wのものに続投してもらう。流石に足りると思うが、電力足りなければ買い替え。

RTX 4000では電源コネクタ形状が変わるらしいし、そこで買い換えになるかも。

PCケース

買い替えたい理由

新しい自作PCの大幅換装に合わせて買い替える。

今使ってるのはZALMANの昔流行っていたやつ。

今はミドルタワーのケースに簡易水冷のラジエーター無理やり取り付けてて余裕が無くて、パーツ取替のたびにしんどすぎる思いをしてます。

ケースの関係でラジエーターのサイズが小さいから冷却がちゃんと間に合ってるか不明です。

また電源ボタンとかの配線破いちゃってリセットボタンで代用している。

流石にこれ10年ぐらい前のを使い続けてるしいい加減買い換えても良いでしょ。

求める条件

最低でもATXのマザーボードが入ること。

簡易水冷のラジエーターをつけられること。いや簡易水冷は最低基準の音がうるさいので本当はやめたいんですがCPUメーカーが推奨してるので仕方がない。それに空冷はエアフローとかに敏感なので、そのへんちゃんと計算できなくても動く水冷のほうが、ちゃんと心配りを出来ない自分には逆に良いかもしれませんね。今後もしばらく使い回す予定なので、 CPUの動向では簡易水冷は推奨じゃなくて必須になるかもしれないですし。

調べて分かったけど水冷ラジエータは、簡易水冷は360mmがmaxらしい。組み立てみたいな器用なことは、不器用な私には出来ないので360mmので十分ですね。と2021年頃に書いてたのですが、状況が変わって420mmのも普通に売られるようになっている。

RTX 3090レベルの大きさのグラボが入ること。 RTX 3090を買わないとしても、あの大きさが今後のスタンダードになる可能性を考慮したい。

内部空間にゆとりがあって配線しやすいこと。

机の下が70センチぐらいの余裕なのでそれに収まること。

種類多すぎ

あまりにも種類が多い上、特徴が明確ではないから何もわからない。

価格コムもケースの特徴掴みきれないみたいで、ラジエーターとか検索条件に載ってないから、検索しづらい。

いっそのこと、メーカーを絞って検討した方が良さそう。

コスパの良い無名メーカーを逃してしまうかもしれないが…

CORSAIR

7000D AIRFLOW フルタワー ATX PC ケース — ブラック

もうこれで良くないか?

Amazonで¥24,222。ちょっと高い気もする。オーバースペック感が強い。

とまで調べて放置してたら値段が上がっている。

価格.com - Corsair 7000D Airflow Tempered Glass 価格比較 ¥26,936。

https://amzn.to/3wCVRYV ではブラックは売り切れてて、ホワイトは¥27,208。

問題点としてかなりうるさいらしいが、簡易水冷する時点で静音はもう切り捨てて良い気がする。

Amazonでブラックの在庫が復活したが、 ¥31,796。これならAmazon以外で買ったほうが良さそう。と思ったら価格コム集計でも値段が跳ね上がっている。タイミング的にこれ以上は待てないし、この価格で妥協するしかなさそう。しかし買い時を逃したな。

フラクタルデザイン

Torrent — Fractal Design

製品ラインナップが意味不明なんだけどこれが最大サイズの製品らしい。

これCPUのラジエーターどこにつけるんだ? 底面? でも底面はGPUとクロスするから厳しくない? 前面の吸気のものを取り替えて設置するのが良いのかな。なんでトップに付けられないのかなあと思ったら電源ユニットがトップに入るのか。

価格.com - Fractal Design Torrent TG 価格比較 ¥28,818。

うーん、空気の流れとか配線の簡単さとか考えると底面とかにラジエーター入れるのはちょっとなあ。やっぱりトップに付けて直に外に排気したいですよね。

サーマルテイク

Core P8 Tempered Glass Full Tower Chassis

価格.com - Thermaltake Core P8 TG CA-1Q2-00M1WN-00 価格比較 ¥27,580。

前面のポートが右側面にあるのは微妙かもしれない。

結論

CORSAIR 7000D AIRFLOWを買うことにする。

CPUクーラー

簡易水冷やめたいんだけど冷却的に選ばざるを得ない。

本格水冷は失敗する予感しかしないのでやりません。オールイン型にします。

今回のラジエーターはちゃんと360mmのを買って冷却したい。オールインワンで480mmとか420mmのとかは少ないなあ。

AMD公式でクーラーはAM5とAM4で互換性があると書いてた。

水冷CPUクーラー | AMD Ryzen™ デスクトップ・プロセッサー | AMD に載ってるやつから選ぶべきかなと思ったけど単純に更新が遅いから参考にならないな。メーカー一覧としては良いけれど。

ハマらなかったりしたら面倒だしDEEPCOOLみたいな専用のメーカーじゃなければケースメーカーのやつを買うのが良いのかもしれない、しかしあんなに量があるのはOEMなんですかね。

DeepCool

GAMMAXX L360 A-RGB WH - DeepCool ¥11,288。 AM5対応の新製品だし良さそう。

他の少し高いDeepCool製品は差別化点としてなんか操作ボタンがあるらしい。いらない。

https://amzn.to/3pRf4m8 ¥10,918。色が違うけどAmazonの方が安いじゃん。

今調べてみたら360mm超えの簡易水冷もあるので検討中。

360mm超えの簡易水冷

420mmのもの。 480mmのオールインワンは探したけれど見つからなかった。 iCUE H170i ELITE CAPELLIX 水冷式 CPU クーラー

価格.com - Corsair iCUE H170i ELITE CAPELLIX CW-9060055-WW 価格比較 ¥24,859。

PCケースとファンをセット買いすると少なくともAmazon換算では安いが、ケースが狙い目のエアフローではなくRGBになってしまうのか。 https://amzn.to/3e4AVU9 ¥63,981。なんか高くない? と思ったら7000Dのエアフローの方じゃなくて7000XのRGBの方は1万円ぐらい高いことを知った。

付属のファンとかが違うんですかね。個人的にはエアフローをより重視したいので高い上にガラスのRGBは避けたいところなのですが。特に今回はフロントにラジエーターをつける都合上、フロントの排気が詰まらないことは重視したい。吸気する場合は多少詰まってても吸気する量はそんなに変わらないのでしょうけど… と思ってサイト見返したら、

3 基の 360mm ラジエーター (上面、側面、前面)、同時に 2 基の 420mm ラジエーター (上面、前面)、 1 基の 480mm ラジエーター (側面)

iCUE 7000X RGB 強化ガラスフルタワー ATX PC ケース — ブラック

と書いていて、 420mmまでの2基なら上面に設置しても良いらしい。じゃあそれでも良いか…? まとめ買いすることで1万円ほどの割引は受けられるわけで、いつ入荷されるかも分からないものを待っても仕方がない。 GPUも簡易水冷にしたら結局前面に設置しないといけなくなる問題はありますが。いや側面に付けられるらしいから問題ないのでは。買っちゃうか。いや、価格コムの値段で行くと、 24859 + 34605 = 59464 なのでまとめ買いしても得では無いですね。 Corsair iCUE 7000Xの最安値が¥34,605だったのが、 Amazon価格¥38,363が前提にされてしまってるのが主な要因ですね。ファンも少し高くなっているけれど。

冷静になり、 360mmで十分かなと感じたので、 DeepCoolの安いファンの方を買うことにします。

購入してからしばらくして後悔した。 2倍の価格でも2倍冷えるわけではないと思って安い方にしたが、ラジエーターのサイズはかなり重要だと後から思い直した。ケースがせっかく大きいラジエーターを許容するのならば買うべきだった。まあ多分360mmでも十分なのだろうし、 420mmの簡易水冷はまだ価格競争が起きてないのも事実なのだろうけど、ここまで来てこれをケチる理由はあまり無かった。

深く考えたけれど、 PC使うたびに420mmにしておけば良かったと悶々とするのは嫌なので、送料はかかるがAmazonにDeepCoolのクーラーは返品して、新しく買うことにした。

https://amzn.to/3C0VaL7 ¥25,609。

CPUグリス

昔組んだ時に使ってたグリスどっか行ったし流石に寿命が来てそう。

熱伝導率を重視して、 Thermalright TFXにしようかな。高額と言ってもCPUグリス自体がそんなに高くないですし。 Amazonだと現状ビックカメラ経由で送料500円かかるやつしかない。とりあえず今一時的に在庫切れになってるやつを注文しておいて、届かなかったら他から買おう。

https://amzn.to/3fAoj8o ¥4,792。

総計

とりあえずGPUと電源以外ほぼ総取り替えで、 129580 + (40589 * 2) + 49321 + 109978 + 31796 + 25609 + 4792 = 432254 43万円ぐらいとなりました。

メモリは入れ替えるかもしれないのでまたかかるかもしれないですし、 GPUを入れ替えると多分電源も入れ替えになるのかな? 変換プラグとかでもいけるんだろうか。まあGPUだけでも相当かかりますね。